1947-08-30 第1回国会 参議院 運輸及び交通委員会 第9号
それでは海難審判法に關する問題はいずれ小委員の御報告を求めて、その上で又審議することにいたしまして、鐵道白書の質疑を繼續いたします。村上君、大臣は直きお見えになるようでありますが、今伊能長官がお見えになつておりますが、お始めになりますか。
それでは海難審判法に關する問題はいずれ小委員の御報告を求めて、その上で又審議することにいたしまして、鐵道白書の質疑を繼續いたします。村上君、大臣は直きお見えになるようでありますが、今伊能長官がお見えになつておりますが、お始めになりますか。
ただいま私どもはこの七月の運賃改正に對しましても、ようやく四、五日の期間において、鐵道白書について質問をしたいという状態であります。發表になつた後に國民の代表であるところの國會議員がようやく質問をするという状態でありまして、一般の大衆というものは、まことに國會なんというものも案外杜撰なものである、粗漏なものであるというような感じを相當私は受けておると思うのであります。
私はこの鐵道白書を拝見いたしまして、統計上明らかに物價と運賃とは正當であるという判斷をつけております。それはどういうことか申しますかというと、能率が低下していつたと同一の率で、物價と運賃との開きがきつと數字上合つておるのであります。二倍半ほど運賃と物價との間に開きを生じておるということは、結局能率が低下したために、物價と運賃との開きが同比率をもつて保つておる。
○内村清次君 實は先般の鐵道白書の問題、この問題について人員の點、いわゆる從業員の問題、それから素質の問題、それから配置轉換の問題、適正配置の問題、この問題も質問したかつたわけでありますが、大臣も見えておられませんから、この點は後に讓ることにいたしますが、先般私が質問いたしました中において、線路の状態が非常に惡くてこれが事故の原因になる、これが重大事故の原因になるのだというような點について、政府の所信
○苫米地國務大臣 ただいま伊能政府委員からお答えいたしまして大體畫きておるようでありますが、ただ一點、鐵道の復興五箇年計畫をやつておるようだが、その計畫には新線の擴張をも含んでおるかというお話がございましたが、鐵道白書でごらんになりますように、現在の危機はいかにして過去の衰弱した鐵道の保護をするかという點と、これからいかにこれを保持するかという點にございまするので、これはかかつて資材の確保にあるのであります
これは鐵道白書に明白に書かれております。しかし私のお聽きしたいことは、列車事故による旅客の死傷の損害、職員の事故による損害というものを計數的に知りたいと考えておるのであります。鐵道の復興ということはまず經濟の復興に伴うことであるから、これは非常に考えなければならぬことでありますけれども、それより先に、輸送の客體であるところの荷物はとにかくとして、客の死傷事故が極端に多くなるのではないかと考えます。
○委員長(板谷順助君) 諸君にお諮りをいたしますが、鐵道白書に對する質疑は一旦この程度に止めておきまして、今後委員諸君から通告がありましたらば、政府の出席を求めることにいたしたいと思います。それでよろしうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
綜合して見ますると、極めて合理化の面も、ただ鐵道の、即ち枠内だけで職場的な合理化で、而も又これは從事員の、即ち勞働力の個人的荷重ということも目的を持つて計畫しておられるように感ぜられまするが、この鐵道白書の内容からいたしましての結びが、これではどうしても國民は納得しないんじやないかと、こう思われます。
○委員長(板谷順助君) これより會議を開きます、 先般政府から説明されました鐵道白書につきまして御質問を願いたいと思います。船員保險法の一部を改正する法律案につきましては、大體先日で質問が盡きているように考えますがなにかありますか。今厚生省の保險局長が見えておりますが、よろしうございますか。
ところで鐵道當局におかれては先般たいへん詳しい状況を經濟實相報告書の中に御報告になつておりますし、その以外にもさらに特に鐵道白書を出して、實際をわれわれにお示しくださるということなので、實はそれを拝見してからいろいろお聽きしたいと存じておつたのであります。